私はよく旅に出るのですが、長年旅を続けていると面白い法則のようなものがあることに気が付きます。
旅の初めに躓くとその旅は碌なものにならず、旅の初めが好調だと楽しく充実した旅になるのです。
躓くといっても本当に躓いて転ぶというのではなく、忘れ物をしたり、ガソリンスタンドの店員の態度が悪かったり、前の車の急ブレーキでヒヤッとさせられたりといったちょっとしたことなのですが、そういうことがあると大抵その旅は碌なものになりません。
旅先で土砂降りの雨に遭ったり、泊まった旅館で酔っ払いに絡まれたり、何より旅そのものがつまらないもので終わることが多いのです。
逆に、信号にも捉まらず、ギアチェンジもスムーズで何となく気分も高揚してくる、そういうときはよい旅になります。
なので、旅の初めに嫌なことに遭ったりすると「あ、兆候だな」ということで行き先を変更したり、酷いときには引き返したりします。
兆候というのは何かが起こる前ぶれということですが、何かを始めると、始めたことの結果を象徴するような現象が事前に現われるという考え方です。
旅に出発して嫌な事が起きた、これはこのまま旅に行っても碌なことにはならんから止めときな、という天のお告げだと考えるということです。
何をやってもうまくいかず、碌な目に遭わない。こういうときはよく考えてみることです。
自分は本当は、どういう動機から何を求めてこんな事をしているのか。
その動機から行動していることに対する天の戒めかもしれませんよ。
また、その動機から行動している限り、何をどうやっても碌な結果にはならんよ、という天のお告げかもしれません。
この動機で生きている自分に自分で納得がいくということと、自分が好きなことをやるのが大切です。
好きなことというのは、見返りや報酬を必要としない、それ自体で充足し、その一瞬一瞬が、その行為自体が歓びとなることです。
見返りや報酬が得られなければ恨みや後悔が生じるようなことは、基本的にやるべきではないということです。
安心を得んがために嫌なこと、不本意なことを続けるか、絶望を直視し、どうあっても変えられない絶望ならばその絶望を前提とし、その絶望の苦しみと共に、好きなことのやれる納得のいく生を生きるか・・・。
道理として、「自分」のその苦しみは本当に消せる(可能性がある)ものなのか、消せると思っているのは実は苦しみを誤魔化すことでしかないのではないか、それを諦めよ(明らかに観よ)、ということです。
仏教でいう諦観(明らかに真実を観よ)ということです。
ここで言う道理とは、人間の精神の特性、不可抗力性のことです。
消せない苦しみならば、いかに苦しくともその苦しみと共に生きていくしかない、その苦しみを諦めよ、消せない苦しみを消そうとして嫌なこと、不本意なことを続ける馬鹿げた努力は止めろということです。
本当の希望は絶望の中にしかありません。
また、なにかやりたいことがあったら始めてみることです。
悪い兆候が出たら止めればよし、良い兆候が出たら進めばよし。
仙道未来予知 察気の法
信という字の成り立ちは、人の口から出る言葉がその人の心と一致するということなのだそうです。
言行一致の人間は信用できるということなのでしょう。
では、信じるとはどういうことでしょうか。
何かを信じているときには、その何かについて必ず信じていない部分があるものです。
テーブルの上にあるコップを見て「コップがあると信じる」という人はいません。「コップがある」といいます。哲学的問題は別にしてコップがあるということについて100%疑いがないからです。
神についてはどうでしょう。神の存在について100%疑いがないという人はいるでしょうか。神なんて本当はいないと思っている部分があるからこそ「信じる」というのです。
ですから、信じるとは自分に都合の悪い部分から目を逸らし、自分に都合のよい部分だけを見るように努め、そのことにより安心や希望を得よう、不安や絶望の苦しみから逃れようという心の動きであることが分かります。
ここで重要なのは、信じるということは外部の神なり他者なりを信じるということではなく、自分の中の様々な認識の内のどれかひとつだけを(或いは捏造した認識を)恣意的に選び、それ以外は切り捨てるということで、選び取った”或る自分(=認識)”以外の自分は切り捨てて、それは自分ではないとすることに他ならないということです。
自分が怪我を負って、その苦痛が耐え難いからと怪我を負った自分は自分ではないと切り捨てたら、その怪我を治すための行動が起こせなくなります。そのためにいつまで経っても怪我は治らず、逆に傷を深めるような行動を取ったりすることになるので、これは大きな問題です。怪我を治すことが不可能な場合でも、痛みを自覚し続ければこそ傷を深めるようなことはしないのです。
神はいるかもしれないし、いないかもしれないという自然な状態のままにしておけばよいものを、視野を狭め、歪め、”自分”で「自分」を否定することが信じるということなので、信じるということは決してよいことではありません。
つまり、信じるということの動機、目的は自分の主観的な安心を得たいというせせこましく、ちんけなものだということです。
人を見たら泥棒と思っていたら疲れてしまうし安心できないので、人を信じようとするということです。
一般に信じることが善いことだとされているのは、この世は生きるに価する素晴らしいところであり、人間は万物の霊長で生きる価値と意味のある祝福された素晴らしい存在であるといったフィクションを信じねば生きていけないからです。
つまり、この世や人間の本当の姿というのは、生きることにもその存在にも何の意味もなく価値もなく、未来に何の保証も無い、突然明日死んでしまうかもしれないし、何の理由もなくいつどんな酷い目に遭うかも分からないという悲惨なものです。
この本当の現実が人間には耐えられず、この本当の現実の上に生きていくことが人間には出来ないので、国家とか社会とか秩序とか善悪とか神とか価値とか人間の命は地球より重いとか進化とか意味とかの様々なフィクションを作り、それを皆が信じることで一応安心でき、生きていけるフィクションの世界を作り上げ、そのフィクションの世界の上で生きているということなのです。
酷い目に遭うのは悪だからというフィクションは、善であれば酷い目に遭うこともなく幸福になれるという未来の保証となり、善になれば安心が得られるという希望を生み、不安や恐怖や絶望などの超現実の苦しみから逃れられるということから多くの人に信じられています。
また、何かを信じようとするとき、そのちんけな動機に心のどこかでは気付いてしまうものなので、安心を得たいという利己的な欲望のためではなく、善いことだからという価値基準が必要となります。
占星術でいうと、この本当の現実というのが冥王星(超現実)です。この冥王星世界に生きることができないので、土星(社会)というフィクションを作り上げ、土星世界の上に生きているということです。
また、何の根拠もなく自分は価値のある素晴らしい存在で、輝かしい未来が待っていると信じられるのは太陽の働きです。
そのフィクションが成り立っているのは多くの人が信じているからであり、信じる人が少なくなれば崩れてしまい超現実に生きねばならなくなってしまうので、一般に信じることは善いことだとされるのです。
実際に超現実を意識することはあまりありませんが、意識したとすればその恐怖、不安、虚無感に一歩も外に出られなくなってしまうでしょう。
哲学者のニーチェは、安心を得るためにフィクションの奴隷となって生きることの悲惨さ、みじめさを見抜き、超現実の上に立ち、「自分」本来の生を深く味わって生きること、フィクションを基準として生きるのではなく「自分」(の歓び苦しみ)を基準として生きることを人類の理想とし、その理想を実現する人間を超人と呼びました。
が、ニーチェ自身は晩年に発狂して狂人となったまま果てました。一説には脳梅毒のためといわれていますが、私は超現実を見続けたためではないかと思います。それほどまでに超現実というものは耐え難いものなのです。
超現実も辛いですが、「自分」を知ることもまた辛いものです。それでも「自分」を生きるのが理想だというのは、真の喜び、納得は「自分」を生きることでしか得られないものだからです。また、「自分」を生きていないというそのこと自体が、既にして悲惨でみじめなことだからです。
また、信じるということはフレームを狭くし歪ませることであり、狭く歪んだフレームでは、現実や自分の或る部分しか見えなくなり、しかもそれが歪んで見えてきますから、他の人と現実が違ってしまいます。無論、他の人のフレームもどこかしら歪んでいるわけですが、当人にはその自覚が無く、それが本当の現実としか思えませんから、そのことが対人関係の軋轢を生むこととなります。フレームの歪みを直せば対人関係の軋轢も治まりますが、同時にフレームを歪ませることによって見えなくしていた辛い現実なり「自分」なりも見えてきてしまうので、それに耐えられなければ歪んだフレームを維持せざるを得ず、こうして他者との軋轢が続くこととなります。
ですが、この世に、生きることに、本当は何の意味も価値もないということは、かくあらねばならない、こうならねばならないということもないということでもあるのだから、周りの価値観に囚われず気楽に生きていけばいいと思います。
周りの価値観などはフィクションであり絶対などではないのだから、フィクションの基準に合わないからといって、そんなことで苦しむことはないということです。
ですが、人間は超現実には耐えられませんし、超現実の上で生きていくなんてことは不可能なので、どうしてもフィクションを必要とします。
ですので、「自分」に合った、よりよい、或いはよりマシなフィクションを求めるなり作るなりしていけばいいと思います。自分が依って立つことの出来るよりよい自分の土星を見つけてくださいということです。
よりよいというのは、より超現実に近いということです。超現実から離れれば離れるほど土星は脆弱なものになっていくからです。
そして、自分の土星が確立されていなければ、外部の土星に頼らざるを得ず、周りの価値観に隷属せざるを得なくなります。
昔ツッパリという人種がいました。学校なんてくだらないと反抗ばかりしている高校生のことですが、それなら学校を辞めて一人で生きていけばいいのにと思いました。ツッパリは自分の土星が確立できていないがために一人で生きていくことができず、くだらない学校という外部の土星に依存せざるを得ず学校を辞めることができないのです。非常にカッコ悪いと思いました。
当ブログは一応開運ということをテーマにしているので、他の人はどんなことをいってるのだろうと「開運」で検索して見て回ったのですが、マーフィーだのオカルトだのスピリチュアルだのの愚にもつかない理論を滔々と述べているブログやサイトが多かったです。そういうのを見ると腐臭のようなものを感じ、イラッときます。そういったものへ傾倒する動機が、「弱さ」から生じる利己的な欲望に過ぎないのに、あたかも自分は高尚で賢くレベルの高い人間だというような欺瞞、厚顔無恥、鈍感さを感じ、イラッとくるのだと思います。
お前だって占星術だの
水野南北だのの怪しげなものを信じてるじゃないかと言われそうですが、ええ、私だって「弱い」人間ですからね、所詮は何かを信じねば生きていけないのですが、信じるということが本当はどういうことで、どういう動機から信じているのかということを自覚していればそれほど問題はありません。
問題となるのは、自分では判定ができないほど当たり前に、空気のようになってしまっている捏造した認識(への信仰)です。
食べることは本能に根ざした根源的な欲求であるから、食に対する態度には己の本当の姿が現れるといいます。何をどのように食べているかという食生活を見れば、その人の境涯、程度が分かるという人もいます。
人間は何かを信じなければ生きていけない。信じることも食べることと同じく生きていくために必要な必要悪であり、そして、信じることはこの上もなく甘美です。であるからこそ慎みが大切です。
水野南北は、諸悪の根源は食を貪ることにあるといいましたが、私はそこに信を貪るということも付け加えたいと思います。
韓非子だったか孫子だったか忘れましたが、悪い知らせから聞けという訓戒があったと思います。悪いニュースは苦痛だからと耳を塞ぎ、いいニュースしか聞かないような人物が君主となった国が長続きする筈が無いというのは、小学生でも分かる当たり前のことですが、韓非子や孫子のような優れた人が、わざわざこんな当たり前のことを言わねばならなかったところにも人間の弱さが表れているように思います。
教祖誕生
神との対話―宇宙をみつける自分をみつける
前回はトランジット天体の行動例を紹介しましたが、天体にはそれぞれ対応する鉱物や色、数、食べ物などがあります。
アスペクトしているトランジット天体の対応している物を持ち歩いたり、食べたり、服の色を合わせたりすると、より強力に「よい時」の効力を引き出せます。俗に言うラッキーアイテム、ラッキーカラー、ラッキーナンバーです。
金属
月・・・銀
水星・・・水銀
金星・・・銅、青銅
太陽・・・金、真鍮
火星・・・鉄、鋼
木星・・・錫
土星・・・鉛、亜鉛
天王星・・・ウラニウム、ラジウム
海王星・・・ネプツニウム
冥王星・・・プルトニウム
宝石
月・・・真珠
水星・・・エメラルド
金星・・・ダイヤモンド
太陽・・・ルビー
火星・・・赤サンゴ
木星・・・イエローサファイヤ
土星・・・ブルーサファイヤ
天王星・・・琥珀
海王星・・・アメシスト
冥王星・・・暗赤色の石
数
月・・・2
水星・・・5
金星・・・6
太陽・・・1
火星・・・9
木星・・・3
土星・・・8
天王星・・・4
海王星・・・7
冥王星・・・0
色
月・・・銀白色(C20,M10,Y30)
█████水星・・・薄いすみれ色(C10,M30) █████、黄緑(C30,Y100) █████
金星・・・レッドオレンジ(M70,Y100) █████、緑(C100,Y100) █████
太陽・・・薄いオレンジ、金色(M30,Y100) █████
火星・・・赤(M100,Y70) █████
木星・・・すみれ色(C50,M100,Y20) █████
土星・・・あおずみ色(C30,M10,Y10,K30) █████
天王星・・・スカイブルー(C50) █████
海王星・・・シーブルー(C100,Y30) █████
冥王星・・・カッパーブラウン(C20,M50,Y100) █████
※括弧内は配色濃度。C=青,M=赤,Y=黄,K=黒。こちらのサイトなどを参考にしてください。
表示している色はCMYK値をRGB値に変換したものです。CMYK値をRGB値に完全変換することは原理的に不可能なので近似色です。
変換には、げんちゃんウェブランドさんのCMYK⇔RGB色変換ツールを使わせていただきました。
食べ物、飲み物、スパイス、ハーブ
月
レンズ豆、豆腐、大豆、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、キュウリ、レタス、きのこ、じゃがいも、かぼちゃ、はこべ、海草、ブルーベリー、レモン、メロン、パパイヤ、パッションフルーツ、スイカ、ココナッツ、芥子の実、白ワイン、卵、牛乳、バター、ヨーグルト、チーズや味噌などの醸造食品、魚、刺身、生もの、冷たい食べ物、スープ、蒸し料理
水星
豆、もやし、セロリ、ザクロ、桑の実、パセリ、オレガノ、ターメリック、エンダイブ、チャービル、ピスタチオ、ピーカン、アーモンド、フェンネル、キウイ、ディル、キャラウェイ、ミント、ペパーミント、チコリー、レモングラス、マージョラム
金星
大麦、オート麦、ライ麦、小麦、えんどう豆、サツマイモ、トマト、りんご、アルファルファ、トリュフ、リコリス、アプリコット、アボガド、チェリー、グアバ、ネクター、桃、梨、プラム、柿、ラズベリー、イチゴ、カルダモン、キャロブ、バラ、タイム、バニラ、黒すぐり、スペアミント、紅茶、お菓子、ケーキ、キャンディ、砂糖
太陽
とうもろこし、米、たけのこ、オリーブ、シトロン、レーズン、グレープフルーツ、きんかん、ライム、オレンジ、スカッシュ、パイナップル、みかん、ローリエ、チコリー、シナモン、マリーゴールド、ローズマリー、サフラン、はちみつ、カシューナッツ、栗、ヘーゼルナッツ、ごま、くるみ、赤ワイン、極上のワイン、珍しい果実酒、珍味、乾物
火星
アーティチョーク、アスパラガス、人参、にら、玉ねぎ、らっきょう、ラディッシュ、クレソン、チャイブ、バナナ、クランベリー、マンゴー、スターフルーツ、バジル、フェンネル、エシャロット、オールスパイス、コショウ、コリアンダー、クミン、にんにく、生姜、唐辛子、からし、わさび、チョコレート、松の実、クミン、ビール、強い酒、コーヒー、スパイシーフード、焼肉、揚げ物、中華料理
木星
そば、キビ、ナス、ほうれん草、いちじく、アニス、クローブ、エンダイブ、たんぽぽ、ぶどう、ルバーブ、メース、ナツメグ、セージ、マカダミアナッツ、ピーナッツ、オリーブ、オリーブ油、七面鳥、鯨、年代物のワイン、シャンパン、メープルシロップ、八角、高価な食べ物、外国の食べ物
土星
ビーツ、マルメロ、タマリンド、かぶ、大根、クランベリー、酢、岩塩、ゼリー、ジャム、チーズ、ピクルス、漬物、ごぼう、れんこん、こんにゃく、うど、よもぎ、春菊、たらの芽、山芋、苦味のあるもの、保存食
天王星
人工的に品種改良したもの、科学処理した食べ物、宇宙食、カップラーメン、レトルト食品、インスタント食品、冷凍食品、フリーズドライ食品、炭酸飲料
海王星
貝類、海老、蟹、アルコール、嗜好品、ブイヤベース
冥王星
蛇、爬虫類、毒を持つ生き物、毒を持つ植物、一般的でない食べ物、ゲテモノ
宝石は、こちらのお店が安くておすすめ。
金属は、アクセサリーの他、タバコを吸う方でしたら純銀ジッポー、純銅ジッポーなどを揃えたり、錫はフラスコなどによく使われていますので色々工夫してみてください。ウラニウムやプルトニウムを持ち歩くなんてことは出来ませんが。
ハーブはハーブティーとして飲んだり料理に使う他、持ち歩くのも効果があります。ハーブやスパイスはこちらのお店に大抵のものはあります。
こういったアイテムも、「よい時」に購入するのがよいです。テーマ:占い - ジャンル:趣味・実用
朝のワイドショーを見ていると、12星座占いなどの「今日の運勢」が流れています。雑誌や新聞でも、必ずといっていいほど占いの欄があります。どこの誰がどういった根拠で言っているのかも分からない「今日の運勢」をどれほどの人が信じて行動しているのか分かりませんが、廃れることなく続いているのは、やはりそれだけの需要があるからなのでしょう。尤も、本気で信じているのではなく、験担ぎ、おまじないのようなものとしてなのだと思いますが。
今回は、そういったものよりも抜群に効く占星術活用法をお教えしましょう。
ネットで「占星術」を検索しても、性格診断とか将来の運勢とか、所謂「当てる」といった観点からの事ばかりで、活用するという観点から具体的にどうすればよいかという事を述べているサイトは少ないようです。
ですが、当てるといったことは、あまり役に立たないように思います。性格や運命、幸運期が分かりさえすれば改善できたり幸運を掴めたりするのであれば、占いで言われる以前に自分で改善しているだろうし、幸運期を知ることと幸運を掴む技術とは全く別のことです。分かっちゃいるけど止められない、分かっていても出来ない、ということは山ほどあります。そもそもが本当の意味で分かるということが難しいのです。
占星術を勉強されている方でも単なる知識に終わり、うまく活用できている方も少ないのではないでしょうか。
占星術を活用するには多少の勉強が必要ですが、それほど難しいものではありませんし、あなただけの「今日の運勢」が導き出せます。
勉強といっても、差し当たっては、3重円、天体、ネイタル、トランジット、アスペクトが何であるかを一応理解しておけば充分なので、たいしたものではありません。
理解せずとも、3重円の外側のトランジット天体が内側のネイタル天体にアスペクトをとった「よい時」に、トランジット天体の象意に関連する行動を起こしたり、何かを始めればよいのだけのことなので、勉強も必要ないかもしれません。
ハウスやサイン、ネイタル天体との兼ね合いなども深く考える必要はありません。また、真ん中のプログレス天体については慣れてきたら使うようにし、取りあえずは無視ということでいいでしょう。使い方としてはトランジット天体と同じですが、現象としての行動(トランジット)か、心の動き(プログレス)かの違いがあります。
機械的に単純化してやらないと続きませんし、こんがらがって訳が分からなくなります。やっている内にだんだんと実感的に分かってきますし、それに連れて運もよくなっていきます。
「よい時」というのは、ネイタル天体にトランジット天体が、コンジャンクションかソフトアスペクトをとった時です。ただし、トランジット、ネイタルの両方がマレフィックの場合は避けます。オーブは1度にします。
その「よい時」に起こす行動はリスクの無い事にします。リスクが無いというのは、それが失敗しようと成功しようとどっちでもいいような事、許容できる範囲内の事です。つまりは、自分にとってどうでもいいような事です。そしてその行動に結果を求めない、過大な期待を持たないことです。求めるのは、行動を起こして何かよい事があるといったことよりも、天体によいクセをつけることです。天体によいクセをつけておくと後々、同じアスペクトが来た時や大切な問題に直面したときなどに、意識せずとも天体が良好に機能してくれます。つまり、自然とよい行動、適切な行動を取れるようになります。「よい時」に行動を起こしたり何かを始めることが、天体によいクセを付けることになります。また、「よい時」に始めたことは、努力して続けていると大きな成果があがるものです。「よい時」にトランジット天体の象意に関連する事柄と既に関係を持っているときは、その中で新しいテーマを見つけて、それを開始するようにします。この辺のことは石川源晃さんの
応用占星学入門
に詳しいので参考にしてみてください。
私の考え方として、ネイタル天体は生まれつき持っている「衝動」であり、目指すべき理想の境地が、「自分」の中に眠っている全ての「衝動」を出し切って「自分」の中に一切の「衝動」が無くなった空っぽの状態です。その状態に近づくために占星術を活用します。
「衝動」を出すというのは、「衝動」を認識するということですが、何故その「衝動」があるのか、その「根」となっているものを認識して初めて「衝動」を出したと言えます。
分かり易く譬えてみると、「衝動」であるネイタル天体は、厚い地層に覆われて地の底で眠っているマグマであり、現象であるトランジット天体は、その地層にヒビを入れるハンマーです。
地の底というのは深層意識、無意識のことであり、地表というのは表層意識、自我のことです。人間にとっては、”自分”が認識できていることが”現実”であるので、現実といってもそれは地表に噴出(投影)した「衝動」を”自分”の認識の仕方(フレーム)で捉えた像に過ぎないので、現実=自我=認識です。その認識外の領域が無意識領域ということですが、未知の領域が無意識領域ということではなく、「既知」でありながら認識外というのが無意識領域です。客観的正しさといったこととは関係なく「自分」は自分や世界をこう認識しているという「事実」が「衝動の根」であり、「衝動」はそこから生じます。ですので、「衝動の根」を認識すれば現実が、”自分”の住む世界が変わります。その「衝動」、「根」が存在している場所が、地の底=無意識領域ということになります。
プログレスは今現在の心境や興味の方向を示しており、トランジットが外部の有り様を示しています。ネイタルは深層意識、無意識領域であり、プログレスとトランジットは表層意識、自我領域という区分です。プログレスとトランジットの違いは、内部認識か外部認識かということで、共に表層意識、認識できている場所です。
地層にヒビを入れれば、そのヒビを手掛かりにマグマは地表に噴出してきます。「よい時」に行動を起こすことがよい所にヒビを入れることとなります。対して、「悪い時」(マレフィック同士がハードアスペクトやコンジャンクションを取る時)というのは、噴出しては困る所から突然マグマが噴出したり、噴出したマグマが激し過ぎたりで、被害や火傷を負うようなものです。つまりは、悪い事が起こり易い時期なのですが、「衝動」であるマグマを出し切っていれば、噴出するマグマが無いわけですから、「悪い時」でも何の心配も要らなくなります。つまりは、「悪い時」が無くなります。また、地表に取り出したマグマというエネルギーを自在に使うことができるようになります。それは、毎日が「よい時」となるということです。「衝動」を自覚すれば自覚した分だけ運命という拘束を超越し自由を手にするのです。
そうでない間は、新規の行動や大きな行動は起こさず、なるべく大人しくして「悪い時」が過ぎるのを待つしかありません。石川源晃さんは過冷却の理論を例に説明されています。
運の悪い人というのは、努力する方向、目指している方向が間違っている場合が多いのです。ですので、とりあえず占星術を活用する方向としては、そういった人生の重大事から外れた、気軽に直ぐに始められるどうでもいいような事にします。もちろん、自分の生きる目的や意味が迷い無く定まっているのであれば、それを実現するために占星術を活用するのがよいことは言うまでもありません。
1.まず、スケジュール帳と
Stargazer
を手に入れます。
2.月初めでも週初めでもいつでもいいですが、ボイド時間でないときにStargazerの3重円を開き、経過円→経過移動のステップで「よい時」を調べます。「よい時」があったら、その時に何をするか、後述のマニュアルを参考に決め、スケジュール帳に書き込みます。
3.スケジュール帳に書き込んだ予定を実行します。予定の時になると、急にやる気がしなくなったり、別の用事が入ったりして実行が難しくなったりすることがありますが、こういった場合、天体に悪いクセがついている可能性がありますので、悪いクセを矯正する意味でも努めて実行するようにします。
4.予定を実行しても、宝くじが当たるなど人生が変わるような劇的な事はまず起こりません(無いとは言い切りませんが)。が、妙に心に引っ掛かるちょっとした事が起こる筈です。その時の実感をいつでもリアルに思い出せるようにノートに書きとめておきます。そして折あるごとに何故その事が心に引っ掛かったのかを考え、気付いた事があればノートに書き込んでいきます。心底納得のいく答えに辿り着くまでこれを続けます。この答えこそが目先のちょっとしたいい事や劇的な事などよりも、遥かに大きく人生変える宝物となるのです。
外に求めている限り決して答えは見つかりません。運がよければヒントや新たな視点と出会えることはあるでしょうが、答えそのものではありません。内に求めて初めて見えてきます。「自分」は本当は、自分や世界をどのように認識し、何を望み、何を苦しいと感じているかなんてことは「自分」にしか分からないことだからです。
以下に、マニュアルとしてトランジット天体別に具体的行動例をまとめてみました。
月
1度進むのにかかる時間:1時間48分
象意:無意識、母親、感受性、感情
幼少期の生活を振り返る/日用品を充実させる/日常生活を快適なものにすること全て/ぬいぐるみ/昔撮った写真を見る/お月見/リラックスできる友人や家族と会う/お香やアロマテラピーなどのリラクゼーション/市営プールで泳ぐ/落ち着ける場所/部屋の掃除/ボーっとする/動物園に行く/猫や犬と遊ぶ/銭湯
水星
1度進むのにかかる時間:1日と29分(平均)
象意:流動性、情報、コミュニケーション、移動
図書館に行って本を借りて来る/本屋に行って本を買ってくる/散歩/街をブラつく/小旅行/部屋や書類の整理整頓/手紙を書く/日記を書く/文章を書く/人と喋る/ネットサーフィン/勉強、調べ物/ネットオークションに出品、または掘り出し物を探す/アスペクトしたネイタル天体の事柄の情報を集める、調べる/安く買って高く売る/自転車、スクーター/証券取引所見学/フリーマーケット
金星
1度進むのにかかる時間:1日と29分(平均)
象意:美、快楽、金銭、所有
美容院に行く/おいしいものを食べる/甘いものを食べる/お菓子作り/服を買う/ファッションや美容に関心を持つ/おしゃれをする/美術館に行く/画集や写真集を買う/絵を描く/音楽を聴く/弦楽器を弾く/写真撮影/部屋に花を飾る/香水を変える/財布を変える/貯金/デート/エステ/おしゃれな店に入る/若い女性の集まる場所/パーティー/セクシーな下着/庭園
太陽
1度進むのにかかる時間:1日と29分
象意:自我、父親、自己表現、主体性
1度進むのにかかる時間:24時間29分
ブログを始める/ホームページを作る/何かを発表する/自分の意見を言ってみる/演劇を見に行く/早起きして日の出を見に行く/将来の希望や夢に関すること/城を見に行く/国会議事堂見学/遊園地に行く/公園に行く
火星
1度進むのにかかる時間:2日と3時間(平均)
象意:攻撃性、闘争、競争、積極性
スポーツをする/スポーツ観戦/ギャンブル/ドライブ、ツーリング/機械いじり/辛いものを食べる/ロックなどの激しい音楽を聴く、演奏する/対戦、格闘ゲームをやる/強い酒を飲む/武道、格闘技を始める/勝負事全般/火に関わること全般/軍事基地/活気のある場所/鉄工所、製鉄所/工事現場、建築現場のバイト/新しく開拓した土地/乾燥した砂地/車庫、ガレージ/古戦場/暖炉や囲炉裏のある店/焼肉屋/肉屋/パン屋
木星
1度進むのにかかる時間:12日と5時間(平均)
象意:幸運、発展、拡大、援助
ロレックスなどの高級品を買う、身に着ける/大きくて荘厳な建物/神社、仏閣に参拝する/思想、哲学/長距離旅行/学位や資格を取るための勉強を始める/アスペクトしたネイタルやプログレス天体の事柄を始めると、その事柄について幸運や発展がある/海外の物/名声、権威を得るための行動を起こす(何かの賞を獲るための作品の製作に取り掛かるなど)/裁判の傍聴/貿易/ウールなど動物の毛を身に着ける、買う/大学
土星
1度進むのにかかる時間:30日と7時間(平均)
象意:固定、安定、社会性、ルール
規則正しい生活を始める/禁酒、禁煙を始めるのによい時期/ダイエットを始めるのによい時期/家計簿をつけ始める/整体を受ける/健康診断/虫歯があれば直す/身辺を身綺麗にする/食生活を見直しバランスの取れたものにする/社会的な礼儀作法、マナーを身につける/なにものにも頼らずに自分一人で生きていくことのできる基盤、価値観を作り始める/欠点や苦手な部分を克服するための地道な努力、訓練を始める/借金があれば返済する/自分のことは全て自分で出来るようにする/お墓参り/廃墟を見に行く/革製品を身に着ける、買う/デニム、サージの服/靴を買う
天王星
1度進むのにかかる時間:85日と11時間(平均)
象意:変革、独立性、発明、オリジナル
電子機器いじり/天文台/天体観測/プラネタリウム/博物館/流行の最先端のもの、場所/mixiなどのSNSに参加する/最先端科学の雑誌などを読む/テレビやラジオに関係する場所/パソコンを自作する/これまでにない新しいもの/新しいグループやサークルに参加/ラジコン飛行機で遊ぶ/これまでの生活をがらりと変える/新しい組織、対人関係
海王星
1度進むのにかかる時間:167日と5時間(平均)
象意:見えないもの、幻想、神秘、霊感
霊感で見る占い師に見てもらう/ノスタルジックな場所、物/夢日記をつける/幻想的な芸術、映画、文学/オカルト/瞑想/タロット占い/水晶占い/易占い/陶酔/酩酊/ハウスミュージックを聴く/ダンス/海を見に行く/忘我、トランス状態/場末のスナックで飲む/作曲やデザイン/水タバコ/水族館
冥王星
1度進むのにかかる時間:252日と13時間(平均)
象意:極限、超現実、全面改定、破壊と再生
家系や先祖のことについて調べる/徹底した探索/アスペクトしたネイタル天体の事柄についての限界点を突破する極限的な集中と努力/物事の裏側、暗部/原子力、核、プルトニウムに関する本を読む/大量死、ホロコーストに関する本を読む/人間の限界を超える尋常でない事柄、異常な事柄/大量死のあった場所
※太陽と月以外の天体は不定期に逆行する期間があるので、1度進むのにかかる時間は時期により変化します。
ネイタルのアセンダントやMCに対するアスペクトも大いに活用しましょう。特に、アセンダントに対するトランジット木星のコンジャンクションは人生で最大のチャンスの時と言われていますので、逃してしまうことのありませんように。
また、ある目的を持って占星術を活用しようというときは、その目的に合致するネイタル天体に注目し、そのネイタル天体にトランジット天体がアスペクトしたときに、トランジット天体の事柄の行動を起こすようにします。
例えば、もっとおしゃれになりたいと思っているときなどは、ネイタル金星に注目します。そしてネイタル金星にトランジット火星がアスペクトしたとします。そのときに火星の事柄の行動を起こします。例えばプロレス観戦でもいいでしょう。おしゃれとプロレス観戦、全く結びつかない事のように思えますが、プロレス観戦という行動をきっかけに思いもしないカタチでおしゃれになりたいという願望が叶ったりするものです。地下に眠る金星という力を、トランジット火星で汲み上げたという解釈です。もっと正確に言えば、火星という場所から金星という力が噴き上がっているときに火星という場所に行ったので、金星という力をキャッチできたということです。
テーマ:占い - ジャンル:謎